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#世界の手仕事

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姉妹が行く! 世界てくてく手仕事の旅 第1回 ラオスの織物に触れて

2024年春、姉妹で世界一周の旅に出た手仕事ライターの毛塚美希さんと、酒場文化が大好きな妹の瑛子さんの連載がスタート! 姉妹旅のテーマは①手仕事、②食文化と酒場、そして③囲碁交流…!? 地域に根ざした手仕事と食文化、ときどき囲碁にまつわる旅エッセイをお届けします。第1回は、東南アジアのラオスで見つけた織物のお話です。

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【メキシコ】サン・フェリッペ村の刺繍

メキシコのサン・フェリッペ・サンチアゴという村のマサワ族の女性達の刺繍。羊の毛を刈り、糸を紡ぎ、染色し、地機織りで帯や布を作り、そこに染色した毛糸の刺繍を入れた袋ものやテーブルクロスを作ってきた。主に、トウモロコシの農業をしている彼らは、自分達の身近…

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【アメリカ】クイルワーク

17世紀にイギリスからの開拓民が多く移り住んだアメリカ・ニューイングランド地方で始まったアメリカンクルーエル刺繍。その後、18世紀に最も花開いたと言われている。当時のアメリカで入手しやすかった毛糸と麻布を使った刺繍は、経済的に不安定で裕福ではなかった…

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【チェコ】キヨフ地方の刺繍

チェコのキヨフ地方の民族衣装で、アンティークの襟飾り。少し大きめのアイレット刺繍は、チェコの民族衣装全般に見られる刺繍の特徴。裏布との間に色布を挟み込むことで、カラフルな花模様が浮かび上がる。白糸でかがったアイレットのまわりに、白または黒のサテンステ…

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【ポーランド】ウォヴィチのバラ刺繍

ポーランドの首都ワルシャワの西にあるウォヴィチという地域の民族衣装のブラウス。ポーランドは地方によってさまざまな花の刺繍があり、この村と周辺では大きく華やかな雰囲気の薔薇の刺繍が有名で、ウォヴィツキー刺繍と言われている。毎年1回開催される「聖体節」と…

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【スロバキア】デトバ刺繍

デトバ刺繍は、スロバキアのデトバ地方に伝わる刺繍。民族衣装を装飾するために、昔から伝わってきたもので、図案は花や虫、星、太陽などデトバ地方の自然を表している。かぎ針を使った技法が特徴で、布の表からかぎ針を刺し、糸を引き上げて独特の立体的な模様を作る。…

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【インド】アリワーク

アリと呼ばれる先端が鉤状になった木の柄の握りのある道具を使って製作する刺繍のこと。布の裏面から表面へ糸を引き抜くような方法でステッチを進める。目の揃った細かいチェーンステッチが特徴。18~19世紀に、貴族や富豪階級の衣装や装飾品を作るモチ共同体と言わ…

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【バングラデシュ】ノクシカタ

バングラデシュを含むベンガル地方で受け継がれたカンタという刺し子の習慣から生まれた伝統的な刺繍のこと。1971年のバングラデシュの独立の頃から、貧しい女性が収入を得るための仕事として、NGOによるノクシカタの商品作りが進められ、今では、バングラデシュ…

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【インド】ラバリ族の刺繍

インドのグジャラート州カッチ地方に住むラバリ族の衣装の一部。もともと遊牧民としてこの地にやって来たラバリ族だが、近年では半定住化が進んでいる。カラフルで多彩なステッチとミラーワークを多用し、丸や三角、四角、アーモンド形などを組み合わせた模様が特徴。 …

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【インド】コルカタ地方のシルク刺繍

カルカッタ(現コルカタ)の女性の自立グループが製作。シルク地に木綿糸を用い、中央にメダリオン柄、その上下に生命の樹を刺繍。伝統柄に交じって、ハサミや傘などの身近なモチーフがステッチされているのがユニーク。 出典:『アジアのかわいい刺繡』誠文堂新光社 …

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【インド】グジャラート州の刺繍

インドの北西部にあるグジャラート州の女性が身につけていた民族衣装。背中が大きく開いていて、丈が短いタイプの衣装だ。グジャラート州は、ラバリ族、バンジャーラ族などの多様な民族が独自の刺繍が発展した地域として有名。 出典:『世界のかわいい刺繡』誠文堂新光…

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【ロシア】アルハンゲリスクの刺繍

ロシア北西部のアルハンゲリスク市には、古くから伝わる伝統工芸品が多く、「北の文化」と呼ばれロシア国内でも独特の文様が受け継がれている。銀世界で生活する人々の生活を明るくする赤を基調にした刺繍で、図案には、鳥と花模様がよく用いられている。麻の産地として…

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