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#お繕い

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編み物のお繕い その4 〜かぎ針編みの編み地にできた穴のお繕い〜

 明治時代、宣教師によって日本に広められた編み物はかぎ針編みといわれています。編み方も最初は文字だけで、現在の編み目記号の前身が登場するのは大正時代に入ってから。立体的な編み地や面白い模様を形にしやすいかぎ針編みは人気があり、昭和初期には記号図で紹介される作品も増えました。赤ちゃんのケープ、子どものドレスなど、身につけるアイテムも多く、同時にお繕いの知識も必要とされたようです。今回は、昭和の資料で紹介されていたかぎ針編みの編み地の「体裁のよいお繕ひ」をさまざまな編み物の技法に長けた手紡ぎ作家の帯刀貴子さんが解説します。

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編み物のお繕い その3 〜すりきれてできた靴下の穴のお繕い〜

靴下は⽳のあきやすいアイテムです。履き続けることで、床や靴と当たる部分がすりきれ、気がついたら⼤きな⽳になっていたりします。だからといって、⼿放しづらいのも靴下。⽳位置以外はきれいなままのことが多いですし、お気に⼊りの1⾜ならなおさらのこと。どうしようか迷うようなら、ぜひお繕いをしてみましょう。あなたの⼿で、その靴下はまだまだ活躍できるようになるはずです。特集その3は⼿紡ぎ作家の帯⼑貴⼦さんに昭和の資料を元にした⽑⽷の靴下の繕い⽅を教えていただきます。

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編み物のお繕い その2 〜⼩さなほつれ、⾍⾷い⽳のお繕い

もともと見える位置にできたほつれや穴ですから、修繕した跡もやっぱり同じ位置に残ります。ならば、それをどこまで見えにくくするかが、日本のお繕いの目標でした。手間のかかる作業ではありましたが、跡形もわからないように仕上げた時は、きっと「見せたくなるお繕い」となったに違いありません。たとえば、引っかけてできた小さなほつれと虫食い穴。これらは修繕が必要な編み地のトラブルのなかでも、思いがけない位置にできる厄介なもの。編み物のお繕い その2はデイリーアイテムのマフラーとセーターにできた穴のお繕いを、手紡ぎ作家の帯刀貴子さんのレクチャーとともにご覧いただきます。

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編み物のお繕い その1〜編み目の構造と用意するもの〜

お繕い。それは衣類などの破れやほつれを修繕することをいいます。今回は寒い季節に欠かせないニットアイテムにスポットを当て、編み物の技法に造詣が深い手紡ぎ作家の帯刀貴子さんに、編み物のお繕いのテクニックを紹介していただきます。本来の姿に戻すことを目的としたお繕いからは、ていねいに暮らすための大切なヒントを見つけることができるでしょう。お気に入りの1着に、そして愛着を持って使い続けたい1着に出合った時に、ぜひ役立ててほしい手仕事です。

BOOK

お繕いのテクニックで作る ダーニングブローチ

著者 野口 光出版社 山と渓谷社価格 1,760円(税込)発売日 2023/10/17ページ数 96ページ判型(サイズ) B5判ISBN 978-4635490634 書籍紹介大好きだった服や布を形に残すダーニングブローチ。図案なしで失敗もないブロー…

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伝統と文化を繋ぐ 南郷刺し子会のこれから(後編)

南郷刺し子の復活と文化や技術の継承を目的として活動を開始した南郷刺し子会。2023年に行われた3回目の企画展には県内外から多くの人が来場しました。一度途絶えた歴史が動き出した今、南郷刺し子という文化を次の世代へどのように伝え繋いでいくか。さまざまな課題がありつつも、無理のない自分たちなりのペースで、楽しみながらその役割を担っています。

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伝統と文化を繋ぐ 南郷刺し子会のこれから(前編)

南郷刺し子会は、南郷刺し子の復活と継承を目的として地元有志の方々により立ち上げられました。きっかけは2009年11月、この地域で二拠点生活を始めた原良江(はらよしえ)さんが作った一枚の刺し子絆纏(はんてん)が南郷地域文化祭で展示されたこと。この展示を見た現会長の馬場純子さんが作品に感銘を受け、同年に婦人会の事業として刺し子絆纏づくりを開始したことにより、一度は作り手が途絶えた南郷刺し子の文化と歴史が動き出し、南郷刺し子会の活動が始まりました。

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南会津の「南郷刺し子」 一針一針に家族への想いを込めて

福島県南会津地域に古くから伝わる手仕事に「南郷刺し子」があります。日常着の補強などを目的とした一般的な刺し子にはない南郷刺し子の特徴は、刺す対象が“ハレの日に着る絆纏(はんてん)”であること。藍染の木綿生地に家族や身近な人への想いを込めて、女性たちが一針一針丁寧に縫い進め長い年月をかけて完成させる絆纏。時代の変化により一度は途絶えてしまいますが、平成に入り地域の人々の手によって復活を果たします。現在につながる南郷刺し子が歩んできた道のりを、「南郷刺し子会」会長の馬場純子さんに伺いました。

SPECIAL

南会津 南郷刺し子フォトギャラリー

個人宅の蔵から発見されたこたつ掛けの裏面。 小さくなった木綿布を何枚も重ねて補修していたことがわかる。 「米粒3粒が包める布は捨てない」という教えがある通り、小さくなった布もとっておいて補修や補強に使う。 衣料品や用具は補修と補強を繰り返し擦り切れる…

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