STORE

#刺繍

150  Articles

REGULAR

【インド】ラージャスターン州の刺繍

ビシュノイ族は、インドのラージャスターン州北西部にあるジョドプール近郊に生活する遊牧民。タール砂漠に近いこの地では、厚手のウール地のスカートは実用性がなく、婚礼用に作られたもの。裾には寺院文様(地母神プリティヴィー・マータ)が取り巻くように描かれてい…

REGULAR

【インド】パンジャブ地方のフルカリ

インド北西部からパキスタン北東部にまたがるパンジャーブ地方の伝統工芸で、フルカリ(Phulkari)とは「花の刺繍」の意味。19世紀後半までこの地方では、女性は幼いころから祖母や母親から刺繍を習い、これが花嫁修業の1つだった。カダルと呼ばれる生地に撚…

REGULAR

【インド】カシミール刺繍

インド北部の高山地帯・カシミールの伝統工芸。この地域原産のカシミア山羊の毛から作られたショールが有名で、織物のほか、細かな刺繍を施したものが知られている。アリ(Aari)という先端がかぎ状になった特殊な針を用いることからアリワークとも呼ばれ、目のそろ…

REGULAR

【インド】カンタ刺繍

インド東部の旧ベンガル地方(現インド西ベンガル州およびバングラデシュ)で作られる刺し子の布で、女性たちが家族のために手を動かし、伝えてきた技術。カンタ(Kantha)は「刺す」または「刺し子のふとん」を意味する。着古してやわらかくなった白地のサリーや…

REGULAR

【ウズベキスタン】スザニ

スザニ(suzani)は、ウズベキスタンを中心に、タジキスタンやカザフスタンなど、中央アジアの家庭で作られてきた大判の刺繍布。ウズベク語で「刺繍」を意味し、その語源はペルシア語で「針」を示す「スザン」に由来する。18世紀ごろから、女性たちによって結婚…

REGULAR

【トルクメニスタン】トルクメニスタンの刺繍

四角や渦巻きの連続模様を組み合わせ、黒い糸で縁取りをするのは、トルクメン刺繍の特徴の1つ。チェーンステッチやダブルチェーンステッチが多く用いられている。 出典:『アジアのかわいい刺繡』誠文堂新光社 刊 手芸や手仕事の奥深い魅力を共有する編集部の独自コ…

REGULAR

【中国】苗族の刺繡

苗(ミャオ)族は、中国の貴州省、湖南省、雲南省を中心に多く居住するほか、タイやミャンマー、ラオス、ベトナムなどの山岳地帯に住む民族。国や地域によって呼称が異なり、タイやベトナムではモン族と呼ばれている。男女ともに多彩で華やかな民族衣装をまとっているこ…

REGULAR

【中国】大理の刺繍

中国最西南部に位置する雲南省は、ベトナムやラオス、ミャンマーと国境を接し、多くの少数民族が暮らしている。なかでも、大理には刺繍を得意とする白(ペー)族やイ族が多く住み、若い女性たちは、色とりどりの花刺繍を施した民族衣装を身につけている。 出典:『アジ…

REGULAR

【中国】蘇繍(ソシュウ)・打子繍(ダーズゥシュウ)

蘇繍(蘇州刺繍)の歴史は古く、2500年ほど前、呉の国が蘇州に都を置いたころから刺繍が盛んに行われていた。1本の絹糸を2分の1から36分の1に分割し、何十色もの絹糸を用いて縫い上げられることから、中国刺繍の最高峰として知られる。髪の毛の3分の1ほどの…

REGULAR

【日本】讃岐の手まり

江戸時代の中ごろから、子どもの遊び道具として各家庭で作られるようになった手まり。その技法や模様は、日本各地にみられるが、なかでも香川県に伝わる讃岐の手まりは、草木染めの木綿糸を使った、素朴でやさしい色合いが特徴。かつて「讃岐三白」と呼ばれた江戸時代の…

REGULAR

【日本】加賀ゆびぬき

江戸時代の中期に加賀藩で栄えた加賀友禅。そのお針子たちが、正月休みに余り糸を使って作ったのが「かがりゆびぬき」だ。かつては加賀友禅を仕立てるのになくてはならない存在とされ、その作り方は各家庭で母から子へと伝えられていった。ユニークな幾何学模様が特徴で…

REGULAR

【日本】飛騨刺し子

刺し子は、布がまだ貴重だった時代に、それらを補強する手段として発展した。江戸時代以来城下町として栄え、飛騨の小京都とも呼ばれた岐阜県高山市に、今もなお伝わるのが飛騨刺し子だ。雪深く、交通も不便なこの地方では織物の入手が困難だったため、糸を紡いで織物を…

限定情報をいち早くお届けメルマガ会員募集中!