【モンゴル】カザフ刺繡
photo: Ayako Hachisu, text: Yoko Kaji
モンゴル国の最西端に位置するバヤンウルギー。その人口の90%近くを占めるのがカザフ族だ。
もともと遊牧生活をしていた彼らは、ウイと呼ばれる移動式住居に住み、その内部を彩るための壁飾りや衣類などにたくさんの刺繍を施した。木のフレームに布を張り、特殊なかぎ針を使ってチェーンステッチで描かれる模様には、羊や草原の花など、身近な動物や自然をモチーフにしたものが多いのが特徴。近年は都市部に移り住む人も増え、仕事として刺繍に携わる人も増えている。


出典:『アジアのかわいい刺繡』誠文堂新光社 刊