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vol.9-6 ヨーロッパのクリスマスマーケットへ

フィンランド オルモナのクリスマスマーケット

クリスマスが近づくこの時期。ヨーロッパではクリスマスマーケットの真っ最中です。クリスマスマーケットには、ツリー飾りやギフト品だけでなく、その土地や時期でしか買えない珍しい名産品や食品、グルメ屋台などがズラリと並びます。大都市のクリスマスマーケットはライトアップも華やかで絵になりますが、地方都市に足を延ばしてみると、思いがけない手作りクラフト品などに出会えます。今回は中世の佇まいを残す、中欧と北欧の小さな町のクリスマスマーケットを紹介します。
Text,photo: Sachiko Suzuki

フィンランドデザインが一堂に集う、デザイナー協会主催のクリスマス市

毛糸玉も販売。

ヘルシンキの「オルナモ・デザイン・クリスマスマーケット」は、12月初旬の独立記念日に近い土・日曜の2日間だけ開催されます。
オルナモ(Ornamo)とは、1911年に創立されたフィンランドのデザイナー協会のこと。このマーケットは、フィンランド国内のプロのデザイナーやアーティスト達が自らの作品を披露する大切な場でもあると同時に、デザイン性の向上、アーティスト同士の交流や会員のビジネス活動を推進するという目的も担っているそうです。

場所はヘルシンキ中央図書館の北側のリトル・フィンランディア(Little-Finlandia)。200以上のブースがあり、クリスマスギフトやオーナメントのほか、布地(ファブリック)、陶器、ガラス製品、版画、ファッションアイテム、バッグ類、手芸用品、編みぐるみ、アクセサリー、スタンプなどの雑貨類、キッチン用品まで盛りだくさん。冬のフィンランドで、暖房の効いた温かい室内でマーケットを楽しめるのはうれしい限りです。

ペーパー製のユニコーン。

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アーティスティックなトレー。
お土産におすすめの雑貨類も。

>>⑦フィンランド ヘルシンキのクリスマスマーケット

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INFORMATION

オルモナのクリスマスマーケット

場所:リトル・フィンランディア(Little-Finlandia)
住所:Karamzininranta 4, 00100 Helsinki

PROFILE

鈴木幸子 Sachiko Suzuki

世界を旅するトラベルジャーナリスト&エディター。宮崎県宮崎市木花出身。
人が好き、取材も大好き。出版社勤務や地球の歩き方編集を経て、2004年に制作会社らきカンパニー設立。年間7~8回は海外取材へ出向き、70か国以上の国を頻繁に取材している。2010年から時々、まちづくりにも関わっている。
通信社、雑誌、クルーズ業界誌、機内誌、ムック本、書籍、オンラインを含め、各メディアで執筆中。JTBるるぶ『アンコールワットとカンボジア』初版制作。著書に『もち歩きイラスト会話集タイ/池田書店』、『みやざきの自然災害』などがある。
2023年春より、時事通信こどもニュース「あなたの旅、わたしの旅」連載中。
趣味は海外旅行。世界の路地&市場巡り。長唄三味線、川柳句会に参加すること。会社名の「らき」はギリシャ・クレタ島の地酒の名前。

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