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SPECIAL

望月真理とカンタの世界 ~インド・ベンガル地方で生まれた自由な手仕事~

カンタ作家の望月真理先生が昨年3月に亡くなられて、1年が経とうとしています。『カンタ刺繍 そのモチーフと技法 〜インド・ベンガル地方で生まれた美しい刺し子の手仕事』(誠文堂新光社刊)を出版したのが 2021年、先生が95歳の時。その反響は大きく、多数の問い合わせがありました。コロナ禍がおさまってきたところで、初心者向けのワークショップを始め、たくさんの方が集まってくださいました。そして2023年の冬のクラスの最終日を終えた翌日、静かに息を引き取られました。誰も想像していなかったことでした。最後の最後まで現役を貫いた望月先生。先生にしか描けない美しいカンタの世界。本の企画とワークショップを開催してきた編集者の菅野和子が、先生を偲び、生前のお話を回顧しながら辿ってみたいと思います。

SPECIAL

日常の風景の中にある、韓国の伝統的な手仕事ポジャギ

朝鮮半島で1500年ほどの歴史があり、女性たちによって受け継がれてきたポジャギ。布と布をつなぎ合わせ、透け感も美しいポジャギはタペストリーとして飾られるなど、日本でもインテリアアイテムのひとつとして使われることが多くなりました。もともとポジャギは「ものを包む布」を意味し、韓国ではものを包んだり、食器にかぶせるなど、マルチに使われていたそう。そんな日常に欠かせないポジャギの歴史と魅力をご紹介します。

SPECIAL

編み物のお繕い その4 〜かぎ針編みの編み地にできた穴のお繕い〜

 明治時代、宣教師によって日本に広められた編み物はかぎ針編みといわれています。編み方も最初は文字だけで、現在の編み目記号の前身が登場するのは大正時代に入ってから。立体的な編み地や面白い模様を形にしやすいかぎ針編みは人気があり、昭和初期には記号図で紹介される作品も増えました。赤ちゃんのケープ、子どものドレスなど、身につけるアイテムも多く、同時にお繕いの知識も必要とされたようです。今回は、昭和の資料で紹介されていたかぎ針編みの編み地の「体裁のよいお繕ひ」をさまざまな編み物の技法に長けた手紡ぎ作家の帯刀貴子さんが解説します。

SPECIAL

編み物のお繕い その3 〜すりきれてできた靴下の穴のお繕い〜

靴下は⽳のあきやすいアイテムです。履き続けることで、床や靴と当たる部分がすりきれ、気がついたら⼤きな⽳になっていたりします。だからといって、⼿放しづらいのも靴下。⽳位置以外はきれいなままのことが多いですし、お気に⼊りの1⾜ならなおさらのこと。どうしようか迷うようなら、ぜひお繕いをしてみましょう。あなたの⼿で、その靴下はまだまだ活躍できるようになるはずです。特集その3は⼿紡ぎ作家の帯⼑貴⼦さんに昭和の資料を元にした⽑⽷の靴下の繕い⽅を教えていただきます。

SPECIAL

穴やシミも、生かしちゃえ。見せるメンディングの活動家、ハフマン恵真さんインタビュー vol.2

オランダの首都、アムステルダムで暮らし、見せるメンディングのワークショップを開いている日本人がいます。ハフマン恵真さんにお話を伺いました。彼女が修繕に興味をもったきっかけは何だったのでしょうか。穴やシミも隠さず生かす、見せるメンディングの作品も!

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