vol.9-8 ヨーロッパのクリスマスマーケットへ
エストニア タリンのクリスマスマーケット
素朴な手工芸品にあふれる古都タリンのクリスマスマーケット
北ヨーロッパ、バルトの国エストニア。首都タリンの旧市庁舎広場(ラエコヤ広場)では、毎年クリスマスマーケットが開かれます。中心の巨大なツリーは、この時期になると旧市庁舎広場に飾られるそう。1441年から続いているそうです。ヨーロッパでも歴史はかなり古く、世界で初めてツリーが置かれた市としても知られています。
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15世紀のゴシック建築に囲まれた広場には木造りのさまざまな屋台がひしめき、600年以上も昔から変わらないであろう中世そのものの光景が広がります。売られているものは、クリスマス飾りからエストニアの工芸品や雑貨、ニット類、温かい飲み物や食べ物、チーズなどの加工品など。1つのブースに入ってみると中世の頃のデザインを留めるサンタクロースや天使のガラス細工、松ボックリの素朴なクリスマスリースなどがところ狭しと並び、味わい深いレトロなフォルムに癒されます。
ホットワインをいただきながら、焼きソーセージやザワークラフト、ジンジャークッキーを頬張ってそぞろ歩いて、温もりにあふれるクリスマスを味わってみましょう。
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INFORMATION
タリンのクリスマスマーケット
場所:タリンの旧市庁舎広場(ラエコヤ広場)
PROFILE
鈴木幸子 Sachiko Suzuki
世界を旅するトラベルジャーナリスト&エディター。宮崎県宮崎市木花出身。
人が好き、取材も大好き。出版社勤務や地球の歩き方編集を経て、2004年に制作会社らきカンパニー設立。年間7~8回は海外取材へ出向き、70か国以上の国を頻繁に取材している。2010年から時々、まちづくりにも関わっている。
通信社、雑誌、クルーズ業界誌、機内誌、ムック本、書籍、オンラインを含め、各メディアで執筆中。JTBるるぶ『アンコールワットとカンボジア』初版制作。著書に『もち歩きイラスト会話集タイ/池田書店』、『みやざきの自然災害』などがある。
2023年春より、時事通信こどもニュース「あなたの旅、わたしの旅」連載中。
趣味は海外旅行。世界の路地&市場巡り。長唄三味線、川柳句会に参加すること。会社名の「らき」はギリシャ・クレタ島の地酒の名前。