STORE

#刺繍

150  Articles

REGULAR

【パレスチナ】パレスチナの刺繍

パレスチナの民族衣装は、刺繍の美しさで有名だ。それは、パレスチナの人々の伝統と誇りを受け継ぐ象徴とも言える存在。刺繍の模様には、花や木、星や月など生活の身近にあるモチーフが取り入れられているが、中でも地中海沿岸にたくさん自生している糸杉は、パレスチナ…

REGULAR

【アフガニスタン】ビーズ刺繍ワッテ

さまざまな色やサイズのビーズを主に使い、ミラーなどと組み合わせた華やかな印象のビーズ飾りは、「ワッテ」と呼ばれ、アフガニスタンのパシュトゥン族の女性の民族衣装を飾るもの。女性が着るドレスのちょうど胸の部分や袖口、背中などに複数のワッテを縫い付けて使わ…

REGULAR

【ベナン】アップリケ

17世紀初頭から19世紀末まで、現在のベナン南部にダホメーという王国があった。強大な軍事力と奴隷貿易で栄えた王国では、王の紋章、王国の歴史や戦いの場面を描いた色鮮やかなアップリケの旗が作られていた。この旗作りの伝統が受け継がれ、現在でもベナン共和国で…

REGULAR

【ハンガリー】シオーアガールドの刺繍

ハンガリーの伝統刺繍のなかでは比較的新しい刺繍で、カロチャやマチョーの影響を受けながら発展した。民族衣装のベストはその代表格で、アイレットホールで縁を飾り、決まったパターンを繰り返し配置するのが特徴だが、単調さを避けるため、パターンごとに色を変えたり…

REGULAR

【スウェーデン】ヤルヴソー刺繍

スウェーデン北東部・ヘルシングランド地方の小さな村に伝わる刺繍で、色あせたような淡い赤もしくは青の糸で刺す。同地方のデルスボー刺繍から発展し、1800年代ごろに始まったといわれている。布の裏に糸がほとんど渡らない独特のステッチは、糸を大切にする工夫か…

REGULAR

【フランス】リボン刺繍

刺繍糸の代わりに細いリボンを用いた刺繍の総称で、リボンを折ったりギャザーを寄せたりしながら、花や葉を立体的に表現。ロココエンブロイダリーともいわれ、日本へはフランスの宣教師によって伝えられた。18~19世紀のヨーロッパでは、貴婦人たちのドレスには美し…

REGULAR

【ポルトガル】恋人達のハンカチ

ポルトガル北西部のミーニョ地方は古くから刺繍が盛んな地域。17世紀ごろ、女性が恋人への思いを綴った手作りのハンカチを男性へ贈る風習が誕生した。男性がハンカチを受け取り、身につけることで、公に恋人同士であるとみなされた。ハートは愛情、鍵は2人の心の結合…

REGULAR

【ハンガリー】カロタセグ地方のイーラーショシュ

ルーマニア北西部に位置するトランシルヴァニアは、かつてハンガリーだった地域。この地方に古くから伝わるイーラーショシュは生地を埋めるように刺して柄を表現するのが特徴で、太い線で模様を描いたものをナージュイーラーショシュ、細い線で模様を描いたものをキシュ…

REGULAR

【ポルトガル】マデイラ刺繍

北大西洋上にあるポルトガル領・マデイラ島で生まれた刺繍。約200年の歴史をもち、19世紀にはイギリスをはじめとするヨーロッパで流行した。カットワークやアイレットワークが施されているのが特徴で、元は白いリネンに白い糸で刺されていたが、のちに色糸が使われ…

REGULAR

【オーストリア】プチポワン

オーストリアのハプスブルク家が発祥といわれるニードルポイントの1種。「プチポワン」とは、フランス語で小さなステッチのこと。布目の細かい絹のキャンバス地の織り糸を数えながら、テントステッチ(ハーフクロスステッチに似た技法)で1針ひと針全面を刺し埋める。…

REGULAR

【チロル地方】チロルテープ

チロルテープのはじまりは、ヨーロッパ中部や東部の民族衣装を彩る装飾用の刺繍リボン。なかでもオーストリアとイタリアにまたがるチロル地方のものが有名で、「チロリアンテープ」または「チロルテープ」として親しまれている。花や民族衣装などの伝統的な図案は、時代…

REGULAR

【ノルウェー】ハーダンガー刺繍

西ノルウェーのハルダンゲル地方の女性たちによって生みだされた刺繍。イタリアで発達したドロンワークの技術が16世紀にノルウェーに伝わり、豊かな自然から着想した数々の模様が融合して、独自の技法に発展していった。布目を数えながら小さなブロックにサテンステッ…

限定情報をいち早くお届けメルマガ会員募集中!