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【インド】アリワーク

photo: Kimiko Kaburaki, text: Junko Yazaki

アリと呼ばれる先端が鉤状になった木の柄の握りのある道具を使って製作する刺繍のこと。
布の裏面から表面へ糸を引き抜くような方法でステッチを進める。目の揃った細かいチェーンステッチが特徴。18~19世紀に、貴族や富豪階級の衣装や装飾品を作るモチ共同体と言われる男性の刺繍職人たちが、アリワークの技術を高度に発展させたことから、現代の職人にもその伝統が受け継がれる刺繍の技法だ。

出典:『世界のかわいい刺繡』誠文堂新光社 刊

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