STORE

バーズアイギャラリーNo.6[2024.6-8]fancomiさん

第6回目のバーズアイギャラリーは、fancomi(ファンコミ)さんに描いていただきました。この絵のタイトルは『home: I want to go with you.』。渡り鳥の群れに参加したくなった家が、屋根を羽にして飛び立ちました。遠くにみえる影に目を凝らすと、鳥に誘われ、同じように飛び立った家たちが…。いいんです。飛んじゃっていいんです!私たちは自由だ!
『home: I want to go with you.』

Q バーズアイをテーマに作品を制作していただきました。この作品のテーマや、考えたことなどを聞かせてください。

時々家の屋根に鳥がフンをしていきます。きっと屋根の上で鳥達が一休みしたのでしょう。そんな時の「家」の気持ちを思い作品にしました。

好きな時に好きな場所にいけ、みんなで楽しくお喋りしながら旅をする。渡り鳥は羨ましい。

いつもどこかに出かけて帰ってくる。いろんな人がやってきては、笑い、食事をする。人間はとても羨ましい。

僕もどこかに行きたいな。

Q ミグラテールした*経験はありますか。それによって得たものとは。(*ミグラテールする:移住経験や、人生のターニングポイントでの価値観の変化など)

僕は生まれも育ちも今もずっと同じ地域に住んでいます。なので移住というものに憧れはありますが、それほど強く求めているわけでもありません。人はまだ知り得ない場所に憧れ、ここでは無いどこかを探してしまうときがありますが、住み慣れた場所でもいつもと一本違う道を歩くだけで、思いがけない発見や思いつきをするときがあります。僕はそんなことを大事にしていきたいと思っています。

でもたまには知らないところに行ってのんびりしたいですけどね〜。

Q fancomiさんにとって「つくる」ってどんなことですか。

小さい頃はただただ絵を描くことが好きで描いていましたが、今は良いものをつくるためにやっています。自分の良いものが未だ見つけられずに常にもがいている状態が「つくる」ことです。

PROFILE

fancomi(ファンコミ)

1980年生まれ。2004年A&A青葉益輝広告制作室入社。現在はイラストレーターとして幅広く活動する中、近年は絵本作家としても制作の場を広げている。近著に『SMALL STORY 庭師とマルとヘビのしっぽ』(SUNNY BOY BOOKS)『ガハクとブラシ』(小学館)『ぐにゃぐにゃわんわん』文・ナカオマサトシ(偕成社)『ねこがたいやきたべちゃった』文・円城塔(アタシ社)などがある。

限定情報をいち早くお届けメルマガ会員募集中!