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【フランス】リボン刺繍

photo: Ayako Hachisu, text: Yoko Kaji

刺繍糸の代わりに細いリボンを用いた刺繍の総称で、リボンを折ったりギャザーを寄せたりしながら、花や葉を立体的に表現。ロココエンブロイダリーともいわれ、日本へはフランスの宣教師によって伝えられた。
18~19世紀のヨーロッパでは、貴婦人たちのドレスには美しく華やかなリボンの花刺繍が施されていた。ルイ15世の愛妾で、才色兼備で知られたポンパドゥール夫人の肖像画にもリボン刺繍のドレスが克明に描かれている。

出典:『ヨーロッパのかわいい刺繡』誠文堂新光社 刊

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