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手芸表現ブック「ucca(ウカ)」創刊! ~ Vol.1 uccaができるまで

ミグラテールは、ハンドメイド記録サイトの「てといと」が主催する「ucca(ウカ)」という新しいデジタルブック創刊に、企画立ち上げから編集協力という立場でコラボをしています。この「ucca」は、手芸作品を発表するブックとして、ハンドメイドに真摯に取り組む方々に新たな機会と学びの場を提供したいという想いから生まれました。ミグラテールでは、3月末を発刊目標として、今まさに作成中である「ucca」創刊号ができあがるまでの日々を追いかけたいと思います。
photo & text: Migrateur editor team

ucca(ウカ)ってどんな本なの?

インスタ・ライブでもお伝えしておりましたが、3月末日を目指して今まさに制作真っただ中のデジタルブック「ucca」。いよいよ、お披露目できるタイミングが近づいてきました。
この「ucca」とはどんな本なのか? 今回からスタートする連載記事で、「ucca」について詳しくお伝えしていきます。

この「ucca」の誕生は、2024年5月のホビーショーでの「てといと」さんとの出会いから始まりました。その後何度か打ち合わせをしていく中で、「てといと」さんの作家さんへの新たな一歩を繰り出してほしいという想いと、ミグラテールが今後より進めていきたいと考えていた作家活動を応援したい想いが一致し、ミグラテールの母体が出版社ということもあって「本を作ろう!」という展開で話が進んでいきました。

コラボをさせていただいた「てといと」とは…

てといと

自分で作ったハンドメイド作品を記録したり、会員どうしの交流を楽しめる、ハンドメイド好きなら誰でも利用できる無料のサイトです。作品を管理する製作ノート、完成作品をアルバムで楽しむフォトブック、製作記録をファイリングするハンドメイドノートなどの多彩な機能や、ハンドメイド好きな会員どうしで公開作品に「いいね」や「楽しみ」「コメント」を付け合ったり、オンラインの交流会に参加するなど、様々な形でハンドメイド好きな方の活動を支援するサイトです。https://tetoito.com/


「てといと」さんは、作家さんが自分のハンドメイド作品を記録していくサイトです。作家さんとの関りが深く、作家さんの作品づくりを応援し、また作家さん同士の交流をする場として、さまざまなコンテンツを展開しています。一方ミグラテールも、出版社を母体としながら、たとえば手芸ZINEプロジェクトなどにも共通していますが、作家さんの活動を支援するコンテンツづくりを地道に進めてきました。

お互いの出会いから約1年+α…、今までにない手芸の本をつくりたいというアイデアを何度も熟考しながら、2025年7月、無事に「ucca」は「てといと」さんの元でスタートしました。そのオープン時の想いは、uccaの特設ページ(https://tetoito.com/ebook)で見ることができますが、その熱量を感じずにはいられません。

「ucca」は、次のような特徴が挙げられます。
※この内容は「ucca(ウカ)」創刊号のものです。

世の中にはいろいろな手芸に関する書物が発行されていますが、「ucca」ならではの特徴を挙げるなら、作家さんたちの「表現の場」であるということが言えます。1つのテーマが与えられ、そのテーマをもとに作家が自分らしさを存分に盛り込んでつくり上げた作品が登場する本です。

さらに「ucca」に掲載される作品は、多くの募集作品の中から選び出された作品ということも、特徴と言えます。この作品の選出は、手芸書を作り出している編集チーム(編集者、カメラマン、デザイナー)の3人が担当します。「ucca」では、選ばれた作家さんは、実際にこの編集チームから作品についてはもちろんのこと、作家活動などについても取材を受け、作品撮影にも立ち会えるという、プロの本づくりの現場をリアルに体験できます。編集のプロたちが、自分が作った作品をどのような視点で、どのように撮影をして、どのように誌面にレイアウトしていくのか。そのプロセスを垣間見ることができるのです。

じつはこの編集チームの方々は、本づくりでは今まではどちらかというと裏方に徹していた人たちでもありました。表には出てこないけど、実際に本づくりに深く関わっている。ミグラテールでは、このような手芸業界で活躍するプロの人たちをオープンにすることで、今まで見えてこなかった本づくりが身近に感じられるでしょうし、業界を活性化していくことも望んでいましたので、「ucca」はまさにその接点となる場となりました。

ハンドメイドで次の一歩を踏み出したいと思っている作家さんにとっては、「ucca」への参加は新たなきっかけや学びになるのではないかと考えています。また同時に、プロに作品を見てもらうことで、自分では気づけない作品の魅力を引き出してもらうこともあると考えています。

編集チームの決定、そして募集テーマも「鳥」に決定

編集チームとして、編集者に中田早苗さん、カメラマンに蜂巣文香さん、デザイナーに橘川幹子さんの3人に決定。誠文堂新光社でラトビアの編み物の本をいくつか作っているベテランのチームです。以下に紹介する3冊はすべて、この3人が関わった本ですが、ラトビアの貴重な編み物文化を日本に伝えてきた先駆者とも言えます。

編集チーム3人が担当した『手編みのマウチ ビーズを編み込むリストウォーマー』
実際にラトビアに中田早苗さん、蜂巣文香さんが赴き取材をした『増補改訂 ラトビアの手編みミトン』。
ラトビアのミトン200個を現地から送ってもらって撮影を行った『ラトビアのミトン200』。古いものから、新しい作家さんのデザインまで、ぎっしり収録されている。

さらに「ucca」の創刊号で募集をするテーマは「鳥」に決まりました。手芸書でも時折「鳥」モチーフの本が見かけますが、今回の募集では、作家さんから見えるたくさんの「鳥」がどんな羽ばたきを見せてくれるのか。この密かな楽しみを胸にひそめながら、エントリーが昨年9月に締め切られ、11月末までに多数の作品が応募されて、その作品の中から12月中に10名の作品が編集チームにより選出されました。

※この選ばれた10名の作家さんについては、Vol.2にてご紹介をいたします。合わせてご覧ください。

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