つかう・つたえるホームスパン 岩手が紡いだ100年の布
編集 岩手日報社
出版社 岩手日報社
価格 2,640円(税込)
発売日 2024/02/23
ページ数 128ページ
判型(サイズ) A5判
ISBN 978-4-87201-575-1
岩手で脈々と受け継がれ、「100年の時を越える布」として注目を集めるホームスパン。こよなく愛される布の魅力をとことん詰め込んだ、待望の一冊。
岩手を舞台にした小説「雲を紡ぐ」の著者・伊吹有喜さんも愛用者の一人として登場!
明治期にイギリスから持ち込まれ、岩手に根付いたホームスパン。羊毛を手紡ぎで糸にし、手織りで丁寧に仕上げていくスタイルは、県内各地の工房や作家らが大事に受け継いでいる。
軽くて暖かく、まとう人を優しく包む肌触りと、一本一本の糸が織りなす微妙で繊細な色合いは唯一無二のもの。親子3世代で着続けることができるその布は、「時を越える布」として今も多くの人たちに愛されている。
本書は〈つかう〉〈つくる〉〈しる〉〈ひろげる〉〈つたえる〉の5章を通じて、ホームスパンの魅力と奥深さを紹介。意欲作を次々と生み出す「つくり手」、製品をこよなく愛する「つかい手」、そして岩手に根付かせた先人と現在の「つなぎ手」を取り上げる。
INFORMATION
編集・制作 まちの編集室
岩手県盛岡市の「ふだん」暮らしをテーマに、既存の情報誌や広報誌には載ることがない、 ちょっとうれしいこと、おもしろい人、紹介したいものごと…そんな日常の物語たちを集め、紹介する本があったらいいなあという想いからできた『新世代ミニコミ誌・てくり』を手がける編集室。
赤坂環(ライター・エディター)、木村敦子(デザイナー)、水野ひろ子(ライター・エディター)の個人事業主3人が組合員となり活動中。定期刊行物『てくり』にとどまらず、別冊やブックレットの出版、企業や行政のパンフレット制作、取材、アートディレクション、コーディネートなど、多岐にわたっている。
HP:https://tekuri.net/
クラシカカウンシル:https://kurashi-co.com/
『てくり』のメンバーによって設立。伝統工芸の産業振興及び普及、技術伝承・工芸品の開発製造、地場産品等の販売事業」等を主に、教室運営やイベント企画などを行っている。