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vol.9-4 ヨーロッパのクリスマスマーケットへ

オランダ ドルトレヒトのクリスマスマーケット

クリスマスが近づくこの時期。ヨーロッパではクリスマスマーケットの真っ最中です。\nクリスマスマーケットには、ツリー飾りやギフト品だけでなく、その土地や時期でしか買えない珍しい名産品や食品、グルメ屋台などがズラリと並びます。大都市のクリスマスマーケットはライトアップも華やかで絵になりますが、地方都市に足を延ばしてみると、思いがけない手作りクラフト品などに出会えます。今回は中世の佇まいを残す、中欧と北欧の小さな町のクリスマスマーケットを紹介します。
Text,photo: Sachiko Suzuki

オランダ最大級のクリスマスマーケット。運河の夜景も美しい

遠くにドルトレヒト大教会のシルエットが美しいヨットハーバーの夕景。

ロッテルダム近郊にある中世の古都ドルトレヒトのクリスマスマーケットは、長さ2.5kmに200店舗以上のブースが出展するオランダ最大規模です。ドルトレヒトは貿易港ロッテルダムと同様水運に恵まれ、4つの川に囲まれていて港や運河沿いにマーケットが並びますが、そのライトアップがとてもロマンティック。音楽隊が出て、クリスマスキャロルも響いてきます。

ブースの形もユニーク。

街のシンボルでもあるドルトレヒト大教会の内部は必見です。教会の外の敷地では、キリスト降誕のシーンが再現された一角があり、ロバやヤギ、鶏、ラクダが餌を食べる中、男女が寸劇を演じていました。

ドルトレヒト大教会内部。
キリスト生誕の様子は家族連れに人気。

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INFORMATION

ドルトレヒトのクリスマスマーケット

開催場所:旧市街中心部

INFORMATION

鈴木幸子 Sachiko Suzuki

世界を旅するトラベルジャーナリスト&エディター。宮崎県宮崎市木花出身。
人が好き、取材も大好き。出版社勤務や地球の歩き方編集を経て、2004年に制作会社らきカンパニー設立。年間7~8回は海外取材へ出向き、70か国以上の国を頻繁に取材している。2010年から時々、まちづくりにも関わっている。
通信社、雑誌、クルーズ業界誌、機内誌、ムック本、書籍、オンラインを含め、各メディアで執筆中。JTBるるぶ『アンコールワットとカンボジア』初版制作。著書に『もち歩きイラスト会話集タイ/池田書店』、『みやざきの自然災害』などがある。
2023年春より、時事通信こどもニュース「あなたの旅、わたしの旅」連載中。
趣味は海外旅行。世界の路地&市場巡り。長唄三味線、川柳句会に参加すること。会社名の「らき」はギリシャ・クレタ島の地酒の名前。

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