フィンエアー・エコノミークラスで行くラトビアの旅

2024年12月、ミグラテール編集部は、バルト三国の真ん中に位置するラトビアまで行ってきました。旅の始まりは羽田空港、航空会社は北欧フィンランド発の航空会社・フィンエアーです。
フィンエアーはヨーロッパの各都市へ空路があり、特に北欧へは日本から最短最速で渡航できる便利なエアライン。燃費効率の高い機材への投資や持続可能な航空燃料(SAF)の導入を積極的に進めるなどして環境配慮の観点でも注目されています!少しでも地球に負担をかけない移動の選択ができるのは嬉しいですよね。
今回の旅は、羽田空港から出発、約12時間のフライトを経てフィンランドの首都にあるヘルシンキ空港でトランジットを行い、プロペラを回転させて飛行するターボプロップエンジン搭載の小型機でラトビアの首都にあるリガ国際空港まで約50分の空の旅。
行きのフライトはエコノミークラスを利用しました。フィンエアーのエコノミークラスは座席間がゆったりしていて、身長163㎝の編集部Iは足を伸ばせるほどの余裕がありました。
羽田発の便には日本人のフライトアテンダントさんも乗っていて、気さくに話かけていただいて安心して過ごすことができました。


まずはウェルカムドリンク。フィンランドのビール、オルヴィ醸造所の「Sandels」(日本人にも親しみやすいピルスナースタイルでほどよい苦みが爽やかな印象)から、ワインなどのアルコール類、フィンエアー社内開発の北欧らしいテイストの「ブルーベリージュース」や定番のノンアルコールドリンクから選ぶことができます。


機内食は2回。座席のモニターには機内食サービスの予定表、詳しいメニューの内容、ドリンクの種類まで記載されているので、事前に確認して自分の好みに合わせたスムーズな注文ができました。
編集部の2人は、最初の機内食に「ハンバーグステーキ」と「和風鶏肉の蒸し煮」をそれぞれオーダー。どちらを頼んでも「ニンジンとトマト入り和風豆腐サラダ」とパンがついてきました。エコノミークラスでは、これらの食事とノンアルコールドリンク、軽めのアルコールドリンク1杯をいただくことができます。さらに、事前予約をするとベジタリアンに対応したメニューもあるようです。





おいしくいただいた後は、グレーを基調とした落ち着いたデザインの機内で、思い思いの時間を過ごしました。
現在はロシアによるウクライナ侵攻の理由から、ロシアの領空をフライトすることができないため、羽田空港から太平洋方面へ飛び立ちました。ユーラシア大陸の東側を大きく旋回しながら、アメリカ大陸の隙間を北に進み、そのまま北極の真上を通り過ぎるという貴重な経験も(心なしか北極の真上は寒いような気がしました。気のせい…?)。到着前にはキャプテンから「北極ルート通過証書」のサプライズプレゼントがあり、未曾有の事態においてもポジティブに対応していくフィンエアーの心意気を感じました。


フィンエアーは、機内の窓からオーロラが見える可能性があることで知られています。今回は残念ながら見ることは叶いませんでしたが、途中、機内の天井がオーロラのように光り、自然の美しい北欧に近づいているんだと心が躍るサービスに感動しました。


そうこうしているうちに、トランジットのためヘルシンキ空港に到着。ヘルシンキ空港には、イッタラやマリメッコなど、世界的な人気を誇る北欧インテリアデザインの専門店や、世界中で愛されるフィンランド発のキャラクター、ムーミンのショップなどがあります。その他、カフェやキオスクも充実、空港内にある椅子はフィンランド出身の建築家、アルヴァ・アアルトがデザインしたものだったりと洗練された雰囲気で居心地がよく、何時間でもいたくなる空港でした。

それでもトランジットの時間は有限です。広い空港で次の飛行機に乗り遅れないように、急ぎ足でリガ行きのターミナルへ向かいました。

今回の旅の目的地であるラトビア・リガ行きの航空機は、左右のプロペラがフル回転して動き出す小型機。東京からヨーロッパまでの大陸を超える大都市を渡る時には味わうことのできない、比較的小さな飛行機に乗ることも滅多にない機会かもしれません。ほどよい振動に心地よく揺られながらの旅は、それもまた一興でした。フライトの時間がちょうど朝日を迎えるタイミングで、雲の上から朝日を迎えられ、神々しい光のグラデーションに見惚れていると、わずか約50分で、ラトビア・リガ国際空港に到着!



年齢も性別もさまざまで飾らないフィンエアーのフライドアテンダントのみなさんに見送られ、晴れやかな気持ちでラトビアの旅が始められました。次の記事では、帰りに利用したビジネスクラスと、フィンエアーの制服について紹介します!


INFORMATION
フィンエアー(Finnair)
http://www.finnair.co.jp
INFORMATION
ラトビア政府観光局 Latvia Travel (LIAA)
https://www.latvia.travel/ja