【コンゴ共和国】草ビロード
photo: Kimiko Kaburaki, text: Junko Yazaki
中央アフリカにあるコンゴ共和国のクバ族の中でもショワ族が作っている布。ラフィア椰子の繊維で織られた布に、ラフィア糸を使って刺繍をして作る。表面に出たラフィアの糸を1~2㎜に切り揃えてできた表面の印象がビロードに似ていることから、草ビロードという名前がついた。菱形、十字など幾何学的な模様が特徴で、1枚の布の中で模様や色が変化するものも多い。同じクバ族の中のブショング族は、ラフィアの布をアップリケするンチャクという布を作っている。
![](https://migrateur.jp/wp/wp-content/uploads/2023/09/MG_2244-1040x1560.jpg)
![](https://migrateur.jp/wp/wp-content/uploads/2023/09/84eac75262b670a4afdc69d79a5b1f64-1560x1028.jpg)
出典:『世界のかわいい刺繡』誠文堂新光社 刊