手芸好きなら知っておきたい“姿勢”のこと その2

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手首が痛くなりにくい針の動かし方
編み物教室で指導をしていて、心配になってしまうことが多々あります。それは手首を痛めてしまいそうな、かぎ針の動かし方をしている方がいらっしゃるからです。
そこで今回は、手首が痛くなりにくい「かぎ針の動かし方」をご紹介したいと思います。
かぎ針のかぎの部分が、常に自分の方、または下を向くように動かすのがポイントです。
言い換えますと、かぎ針を持っている方の手のひらが上を向かないようにするのがポイントです。細かい動きは、下の動画を参照してください。

最近の編み物ブームで、編み物を始めた方も多いと思います。編み方のクセは、固定化してしまうと修正するのが難しくなりますので、参考になさってください。
補足になりますが、何年も編み物をしていて、その編み方で疲れたり痛みが出ない方は、現在の針の動かし方を無理に変える必要はないと思います。
日常生活や手芸をする時のNG姿勢とは?
皆さんはいつもどのような姿勢で手芸をされていますか? 長時間身体にとって良くない姿勢でくつろいだり、手芸を続けていると、首凝り、肩凝り、腰痛などの原因になりやすいといえます。
ここで、日常生活や手芸をする時のNG姿勢とその理由についてをお伝えします。
①頬杖をつく
首を痛めたり、歪みの原因になります。
②ショルダーバッグの持ち手をいつも同じ方の肩にかけている
片方の首の筋肉が縮むので、肩凝りや身体の歪みの原因になります。
③脚を組んで座る
身体の歪みの原因になります。
私は、姿勢調整をしてもらう前は脚を組んで座ることが多かったのですが、調整後は脚を組みたくなくなりました。
⓸膝の上で手芸をする
⑤柔らかい椅子に座って背もたれやソフアに寄りかかって手芸をする
⑥座椅子に座り足を伸ばした状態(長座)で手芸をする
④~⑥は、いずれも背骨の生理的弯曲が少なくなり、猫背になったり、腰痛の原因になりやすいです。
⑦編み物で編み目を数えるときに首を傾ける
片方の首の筋肉が縮み、肩凝りなどの原因になります。
⑧机と椅子の高さが合っていない
机と椅子の高さが合わないまま作業や手芸を続けると、肩凝りや腰痛などの原因になります。座高の高さによって椅子の高さは変わるので、自分に合った椅子を見つけましょう。

今回の内容についても、姿勢専科 KCSセンター宇都宮中央 姿勢科学士 大森先生のアドバイスをいただきました。姿勢は、日常生活の生活習慣の積み重ねでどんどん悪くなってしまいます。姿勢が悪くなる原因は、他にもたくさんありますので、皆さんも普段何気なく行っている仕草、行動、習慣、姿勢を見直してみてはいかがでしょうか?
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次回、その3では手芸をする時の身体への負担を少なくする作業環境や椅子の座り方、ストレッチの方法などをご紹介したいと思います。
筆者の編み物教室の受講者さんには、その後に取得した姿勢アドバイザーの資格を生かし、セミナーや講座で得た姿勢に関する知識をお伝えしています。施術が必要な方には、姿勢専科 KCSセンター宇都宮中央の先生にお取次ぎし、その後痛みや不調が改善したと喜ばれています。
好きなことを楽しく長く続けるためには、身体と心が健康なことが大切です。手芸をされる方もされない方も、この記事を通してご自身の健康のこと、姿勢のことを考えるきっかけになれば幸いです。
