knitting yarn-1【アメリー】②アメリーができるまで1 ニュージーランドの羊たち

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ニュージーランドの広大な土地で育つ伸びやかな羊たち
ニュージーランドメリノとは、ニュージーランドで育てられたメリノ種という羊毛のこと。メリノ種の羊毛は、他の羊毛よりも繊維が細かく繊細で、柔らかく滑らかな肌触りであるといわれています。
羊たちが飼育されているのは、ニュージーランド南島北端部にあるブレナムという都市。天気が変わりやすいとされるニュージーランドにおいて、日照時間が長く晴れる日が多く、夏は暑く冬は寒いという厳しい寒暖差の土地柄により、糖度の高いぶどうが育つためワインの生産地としても有名な場所です。


そのような厳しい自然の環境のもと、羊たちは山に囲まれた広大な土地で、山岳地域のハーブや平地のぶどう畑の草を食べ、自由にのびのびと過ごしています。
夏と冬、昼夜の寒暖差が大きい場所で育つことによって、弾力性と耐久性に加え、繊細で滑らさを含む上質な毛質に。さらに、年間を通して湿度が低く乾燥した気候により、繊細で白く均一な太さの羊毛に。住む場所や生活環境が生育状態につながるのは羊も人間も同じなんですね。

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羊たちを育てているのは現地の牧場の方々です。羊を育て、羊毛の収穫を生業にしている人々のことを「ウールグロワー」といい、羊の世話、主に日々の食事の管理や体調管理、羊たちを危険から守り安全な場所へ誘導するなどさまざまな役割を担っています。



1 羊毛を刈り取る
羊の毛は年に一度、春~初夏の間に刈り取ります(毛刈り)。1頭の刈り取りに要する時間は25分ほどで、毛を刈り取る「シアラー」、刈り取った毛のかたまりを折りたたむ「ウールローラー」、サポートのシェットハンドと呼ばれる人たちが、一つのチームを組んで牧場をまわるそうです。
1頭の羊から刈り取る羊毛はなんと約3kgにもなるのだとか。刈り取りが完了した羊たちはすっきり。もこもこの毛を刈り取ることは、羊たちの病気の発生を防ぎ健康を管理する意味合いもあるそうです。毛を刈ってすっきりとした姿で羊たちは夏を迎えるそうです。
2 洗いの工程「スカーリング」
刈り取った後の羊毛には、羊の皮膚から分泌される油をはじめ、汗、汚れ、ほこりなどの不純物が含まれています。それらをきれいに取り除く洗いの工程を「スカーリング」といい、カンタベリー地方にあるスカーリングを専門で行う工場に運ばれます。カンタベリーの雄大な山脈の雪解け水を使い、時間をかけて何度もていねいに洗います。洗いを重ねることで、毛質が整い羊毛は少しずつ白くなっていきます。


洗いが完了し、適度な水分を残して乾燥させた状態の羊毛のことを、「スカードウール(洗い上げ羊毛)」と呼びます。この工場で行う作業はここまで。スカードウールは次の工程のために、マレーシアの工場へ移動します!