和のビーズ刺繡の粋を極めたコレクション 美しいビーズバッグの世界
PROFILE
似内 惠子 Keiko Nitanai
京都府出身。服飾研究家・獣医師。
昭和初期に海運業を営んでいた祖父の着物コレクションを管理するために2009年「NPO法人京都古布保存会」を設立。以後神戸ファッション美術館、大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」などでコレクションの展示を行う。ビーズバッグコレクションは、母の所有していたものが基礎になっている。
2021年には昭和時代、特に戦後の着物コレクションを研究する「一般社団法人昭和きもの愛好会」の設立メンバーとして理事に就任する。着物の調査には聞き取りを重視し、理科系の目線でデータを重んじる分析方法には定評がある。
各地の家畜保健所などで勤務歴あり。現在は「似内産業動物診療所」代表。著書に、「着物の文様とその見方」「夏着物の文様とその見方」「明治・大正のかわいい着物 モスリン」「和のビーズと鑑賞知識」「子どもの着物大全」(すべて誠文堂新光社)、「こんな動物のお医者さんにかかりたい」(かんき出版)などがある。