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ラトビアの宝物 ミトンのはなし Treasure of Latvian“mittens”

手編みのミトンに、驚くほど多くのデザインが存在する国、ラトビア。その色合いや模様からは、伝統を受け継ぎ、先人の想いを未来へつないでいく姿勢が見られます。 ここでは、ラトビアのミトンに隠されたおはなしをご紹介します。合わせて、ご覧ください。
text: Migrateur editors team

ミグラテールストアでは、『ラトビアのミトン200』(誠文堂新光社、LIEPA著、2022年)で掲載した中から厳選してセレクトした、計14のミトンを販売いたします。ミトンはすべて、現地の作家が手編みで作ったものです。ぜひミグラテールストアをご確認ください。 

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色鮮やかな編み込みが特徴のラトビアのミトン。その歴史は古く、現在のヨーロッパで最古というミトンも、このラトビアから発見されたと言われています。 
編み込まれる模様は、ラトビアの神話に登場する自然や神々をモチーフにした文様が多く見られ、それぞれに意味があって、編み手の相手を想う気持ちや願いが込められているそうです。 
形や配色はラトビアの地域によっても違いがあり、その作り方も各々で工夫が施されてきた結果、今に至るまで、さまざまなバリエーションが生み出されています。 

商品ラインナップ

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ラトビアでは、ミトンは冠婚葬祭に欠かせない贈り物でした。子どもが初めて生まれた時には聖職者や家族に、洗礼の時は名付け親と聖職者に、結婚の時は嫁ぎ先の家族や親戚に、特別なミトンが配られることがあったようです。特に結婚式では重要な役割があり、嫁入り支度として花嫁は、手編みのミトンを織り物やベルトなどと一緒に「Tine(ティーネ)」と呼ばれる箱に何百組も詰め、持参したのだそうです。ミトンはすべて違う柄で編まなくてはならず、人によっては10代からその準備を始めました。結婚式は通常3〜4日続き、ミトンはその間に義理の父母や兄弟、親戚、友人などに配られたと言います。 
今でこそ、結婚式などでのミトンを贈る風習は下火になり行われなくなりましたが、それでも誕生日や特別な日のお祝い、お土産などに今もなお、手編みのミトンはプレゼントされることがあるそうです。 
自分用でも、大切な人へのプレセントでも、ぜひこの機会にゲットしてみてください。

『ラトビアのミトン200』もチェック!

もっとミトンの柄が見たい!という方には、『ラトビアのミトン200』(誠文堂新光社刊)をぜひご覧いただければと思います。誌面では2021年に開催されたラトビア日本友好100周年記念事業「Expanding Lights」で展示されたミトンをはじめ、伝統として受け継がれているデザインや、新たに作り出した作家の逸品まで、200作品を紹介しています。 

INFORMATION

ラトビアのミトン200 現地で入手した伝統意匠からモダンデザインまで

著者 LIEPA
出版社 誠文堂新光社
価格 3,740円(税込)
発売日 2022/11/14
ページ数 240ページ
判型(サイズ) B5変形版
ISBN 978-4-416-62211-7

書籍紹介
豊かな色合い、創造性に富んだデザイン、高い技術。ラトビアのミトンは実用的な防寒具としてだけでなく、冠婚葬祭などでの贈り物や記念品として特別な役割をはたしてきました。編み込まれているのは、この国の美しい自然と伝統的な神様の文様。そこにはラトビア人の誇りと世界観が詰まっています。

販売サイト
誠文堂新光社
amazon
楽天ブックス
honto
紀伊國屋書店
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ヨドバシ.com
HMV&BOOKS
TSUTAYA
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