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素朴で美しいリトアニアの伝統クラフトアートが買えるおすすめショップ②リノ・ナマイ

クラフトアートの聖地といわれるバルト三国。リトアニアでも古くから織りや編みの手芸品や、木工品、かご、陶器、リネン(麻の布)、蜜蝋などの手仕事が今でも盛んに行われていています。この国にはアーティストを育成するための自治体が運営する工房があり、伝統工芸を守り若手作家を育てようという空気を感じられます。そんなリトアニアの首都ヴィルニュスやトラカイ城のショップで見つけたアイテムを紹介します。
photo & text: Sachiko Suzuki

旧市街の人気リネンショップ「リノ・ナマイ」

リトアニア産のリネンは「北のシルク」と称され、特産品として昔から欧米諸国で愛用されてきました。日本でもリトアニア産リネンを扱うところが増えており、「良質のリネンを求めて25年」と語る筆者の友人が最後に「コレ」と辿り着いたのが、リトアニア産リネンのバスタオルだったとのこと。ホンモノであることを実感しました。筆者もかつて現地で購入したバスタオルや布巾、ハンカチなど長年使っていますが、使い込むほどに肌触りもよく愛着もわいてきます。

リトアニアでは古くから亜麻の栽培が盛んで、農家の主婦たちは、皆この麻布づくりの技術をもっていて、日常づかいの布はすべて自宅で作っていたそうです。今でもその伝統は残されています。
「作り手がリネンにこめた愛は、買ってくれた人に伝わりその人を幸せにする。そのようなリネンは、時を超えて愛される」。
そんな想いが込められた手作りのリトアニアのリネン類は、日本の通販サイトでも購入できますが、現地ではその半額くらいで買うことができます。

ヴィルニュスの街で評判なのが、リネン専門店の「リノ・ナマイ(Lino Namai)」。残念ながら、訪れたのは閉店間近…。カラフルなリネン、またはリネンコットン生地、ファッションウエア、スカーフなどの小物、バスタオルやガウン、シーツ類まで用意されています。次回はゆっくりと時間を取って出かけたいです。

>>次ページ ③トラカイ城観光後におすすめ「トラカイ地域伝統工芸センター」

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INFORMATION

Lino Namai(リノ・ナマイ)

住所:Pilies g. 38, 01513 Vilnius, Lithuania
電話:+370 5212 2322
営業時間:10~19時(土10~18時)
休:日曜
https://www.linonamai.lt/

INFORMATION

INFORMATION

LOT ポーランド航空

日本からリトアニアへのアクセスは、LOT ポーランド航空の成田国際空港発、ポーランドのワルシャワ・ショパン空港経由、ヴィリニュス国際空港着の便が便利です。
HP:https://www.lot.com/jp/en

PROFILE

鈴木幸子 Sachiko Suzuki

世界を旅するトラベルジャーナリスト&エディター。
人が好き、取材も大好き。出版社勤務や地球の歩き方編集を経て、2004年に制作会社らきカンパニー設立。年間7~8回は海外取材へ出向き、70か国以上の国を頻繁に取材している。2010年から、まちづくりにも関わっている。
通信社、雑誌、クルーズ誌、機内誌、ムック本、書籍、オンラインを含め、各メディアで活動中。JTBるるぶ『アンコールワットとカンボジア』初版制作。著書に『HOTEL INDOCHINA ベトナム、ラオス、カンボジアのフレンチコロニアルホテル/集英社』、『100ドルで泊まれる夢のアジアンリゾート(共著)/文藝春秋』、『もち歩きイラスト会話集タイ/池田書店』、『みやざきの自然災害』などがある。
2023年春より、時事通信ニュース「あなたの旅、わたしの旅」連載中。
趣味は海外旅行。世界の路地&市場巡り。長唄三味線、川柳句会に参加すること。会社名の「らき」はギリシャ・クレタ島の地酒の名前。
宮崎県宮崎市出身。

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