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#世界の手仕事

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【ポルトガル】恋人達のハンカチ

ポルトガル北西部のミーニョ地方は古くから刺繍が盛んな地域。17世紀ごろ、女性が恋人への思いを綴った手作りのハンカチを男性へ贈る風習が誕生した。男性がハンカチを受け取り、身につけることで、公に恋人同士であるとみなされた。ハートは愛情、鍵は2人の心の結合…

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【ハンガリー】カロタセグ地方のイーラーショシュ

ルーマニア北西部に位置するトランシルヴァニアは、かつてハンガリーだった地域。この地方に古くから伝わるイーラーショシュは生地を埋めるように刺して柄を表現するのが特徴で、太い線で模様を描いたものをナージュイーラーショシュ、細い線で模様を描いたものをキシュ…

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【ポルトガル】マデイラ刺繍

北大西洋上にあるポルトガル領・マデイラ島で生まれた刺繍。約200年の歴史をもち、19世紀にはイギリスをはじめとするヨーロッパで流行した。カットワークやアイレットワークが施されているのが特徴で、元は白いリネンに白い糸で刺されていたが、のちに色糸が使われ…

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【オーストリア】プチポワン

オーストリアのハプスブルク家が発祥といわれるニードルポイントの1種。「プチポワン」とは、フランス語で小さなステッチのこと。布目の細かい絹のキャンバス地の織り糸を数えながら、テントステッチ(ハーフクロスステッチに似た技法)で1針ひと針全面を刺し埋める。…

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【チロル地方】チロルテープ

チロルテープのはじまりは、ヨーロッパ中部や東部の民族衣装を彩る装飾用の刺繍リボン。なかでもオーストリアとイタリアにまたがるチロル地方のものが有名で、「チロリアンテープ」または「チロルテープ」として親しまれている。花や民族衣装などの伝統的な図案は、時代…

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【ノルウェー】ハーダンガー刺繍

西ノルウェーのハルダンゲル地方の女性たちによって生みだされた刺繍。イタリアで発達したドロンワークの技術が16世紀にノルウェーに伝わり、豊かな自然から着想した数々の模様が融合して、独自の技法に発展していった。布目を数えながら小さなブロックにサテンステッ…

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【イギリス】ニードルポイント

麻糸などで織られたキャンバス地に、刺繍糸やウール糸でハーフクロスステッチやテントステッチを施して、全体を刺し埋めるカウントステッチの1種。ニードルポイントという名称はおもにアメリカで用いられ、ヨーロッパではキャンバスワークと呼ばれている。刺し埋めるこ…

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【イギリス】ドロンワーク

布の経糸や緯糸を切り取り、残った織り糸にさまざまなかがりを施して透かし模様を表現する技法で、「ドロンスレッドワーク」が正式名称。イタリアが発祥といわれ、ニードルレースが生まれるきっかけにもなった。16世紀にヨーロッパ各地に広まり、特にスペインで全盛を…

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【イギリス】アップリケ

アップリケ(appliqué)とは「貼る」「縫いつける」という意味のフランス語。土台となる布の上に好みの形に切った別布を縫いとめて、模様を構成する技法。インドやペルシャが起源といわれ、はじめは衣服を補強するためのものだったが、十字軍の遠征によってヨー…

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【イスラエル】ベドウィンの刺繍

ベドウィンとは砂漠の民を意味するアラビア語。女性たちはみな刺繍に長け、民族衣装やスカーフに鮮やかな刺繍を施す。この布は二つ折りにして、結婚式のベールとして使われたそう。 出典:『アジアのかわいい刺繡』誠文堂新光社 刊 手芸や手仕事の奥深い魅力を共有す…

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【イラン】ラシュト地方の刺繍

カスピ海沿岸に位置するラシュトは、イランの主要な刺繍の生産地の1つ。朱赤のフランネルに、絹糸を使ってチェーンステッチを施すのが、ラシュト刺繍の典型的なデザインだ。 出典:『アジアのかわいい刺繡』誠文堂新光社 刊 手芸や手仕事の奥深い魅力を共有する編集…

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【アフガニスタン】バルーチ族のビーズワーク

バルーチ(バローチ)族は、パキスタン、イラン、アフガニスタンなどの砂漠や山岳地帯に暮らす遊牧民族。この刺繍は衣装などの一部にあしらわれるもので、丸いビーズ刺繍には、魔除けとしての役割も。 出典:『アジアのかわいい刺繡』誠文堂新光社 刊 手芸や手仕事の…

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