世界のパッチワーク 文化と伝統をつなぐ技法と作品コレクション






著者 カトリーヌ ルグラン
監修 石上 美紀
翻訳 柴田 里芽
出版社 グラフィック社
価格 3,960円(税込)
発売日 2024/08/08
ページ数 208ページ
判型(サイズ) B5変形判
ISBN 978-4-7661-3705-7
書籍紹介
ハギレはもちろん羽根やガラスビーズ、わたなど、素材も色も形も様々なピースをつないで生まれるパッチワーク。キルターの憧れと想像力をかきたてる、世界33か国の作品を紹介します。
フランスのクルトポワント、メキシコのファルダ、パナマのモラ、カメルーンのドプ、コンゴのンチャク、シリアのダラア、インドのカンタ、トルクメニスタンのエレク、日本のどんざ……。これらはパッチワークが紡ぎ出す布の芸術品であり、パッチワークのバリエーションの豊かさを物語るものです。
本書では、パッチワークの技法にはじまり、世界5地域33か国の作品群とその文化的背景を紹介。ヨーロッパにはじまり、アメリカ、アフリカ、アジアと、愛らしくも美しい針仕事をめぐる旅は、作り手たちの美意識に対するオマージュでもあります。パッチワークの多様性が紐解かれ、インスピレーションの源となることでしょう。
各国のパッチワークを歴史や、流行した背景なども書かれており、読み物としても楽しめます!
PROFILE

カトリーヌ ルグラン
グラフィックデザイナーとして活躍し、数々のポスターやカタログを手がける。やがて、テキスタイルの世界に魅了され、服飾デザイナーに転身。1977 年、パリのマレ地区にブティック兼アトリエ「ア・ラ・ボンヌ・ルノメ」をオープンし、その後、35年にわたり世界各地を旅して、民族布や民族衣装、装飾品、アクセサリーなどを精力的に蒐集する傍ら、こうしたエッセンスを落とし込んだ服や小物の創作活動に励む。
近年は、フランス国内外の美術館で展覧会を催すなどマルチに活躍。著書に『少数民族の染織文化図鑑 伝統的な手仕事・模様・衣装』(柊風舎)、『世界のインディゴ染め』(パイインターナショナル)などがある。
HP:http://in-di-go.fr/